竹工芸専攻 校外実習
大徳寺 僧堂の竹林にて

2022年1月12日、大徳寺様のご厚意により、昨年に引き続き、一般には公開されていない僧堂の竹林にTASK竹工芸専攻の学生たちが特別に入らせていただき、竹林の整備も兼ねて竹の切り出し実習を行いました。
この実習では、3年生の課題である茶道具の制作のための材料となるマダケを採取します。
茶道との関わりが深い大徳寺の僧堂の竹で作られた茶道具は特に価値の高いものとなります。この場所で竹を切り出すという貴重な機会をいただき、学生たちも気持ちを引き締めて取り組んでいました。
2022年1月12日、大徳寺様のご厚意により、昨年に引き続き、一般には公開されていない僧堂の竹林にTASK竹工芸専攻の学生たちが特別に入らせていただき、竹林の整備も兼ねて竹の切り出し実習を行いました。
この実習では、3年生の課題である茶道具の制作のための材料となるマダケを採取します。
茶道との関わりが深い大徳寺の僧堂の竹で作られた茶道具は特に価値の高いものとなります。この場所で竹を切り出すという貴重な機会をいただき、学生たちも気持ちを引き締めて取り組んでいました。

秋から冬にかけてがマダケの「切り旬」となっており、3年から5年が経った竹を切り出します。その後の油抜きなどの作業も、竹の切り旬に合わせた時期に行われます。
また、茶道具の素材として優れている竹の根に近い部分を採取する「根掘り」の作業も行いました。

茶道具の制作は、まずその作品に適した竹を藪から見極めるところから始まると言っても過言ではありません。
いい材料となる竹を自分の目で見極め、自分でそれを良い材料に加工できる能力が重要です。
しかし、自分の思い通りの素材というものはなかなかないもので、理想の作品をつくるためにはたくさんの材料を切り出して加工し、ストックしておく必要があります。
秋から冬にかけてがマダケの「切り旬」となっており、3年から5年が経った竹を切り出します。その後の油抜きなどの作業も、竹の切り旬に合わせた時期に行われます。
また、茶道具の素材として優れている竹の根に近い部分を採取する「根掘り」の作業も行いました。

茶道具の制作は、まずその作品に適した竹を藪から見極めるところから始まると言っても過言ではありません。
いい材料となる竹を自分の目で見極め、自分でそれを良い材料に加工できる能力が重要です。
しかし、自分の思い通りの素材というものはなかなかないもので、理想の作品をつくるためにはたくさんの材料を切り出して加工し、ストックしておく必要があります。

竹の切り出し作業の様子です



















現在、切り出した竹は逆さに立てて「水抜き」をしており、3月初めに油抜きを行う予定です。
その後は春のやわらかな日光のもとで天日干しを約1ヵ月間行い、室内で4年かけてじっくり寝かせます。
時間をかけて寝かせることで、表面の色がより深くなっていくのです。