About

支援機関・業界

国・京都府などのバックアップが、他ではできない最高峰の技の習得を可能に。

「産官学」が連携して、
”本物の技”の指導を実現collaboration

近畿経済産業局長米村 猛

伝統的工芸品が次の世代にも受け継がれるよう支援します。

京都伝統工芸大学校は、開校以来、日本の伝統工芸の技術を学びたい方に広く開かれた国内唯一の伝統工芸に関する教育機関として、優れた人材を数多く輩出し、伝統工芸産業界からも厚い信頼を得てこられました。近年では、伝統工芸を通じて世界と交流する活動や復興支援の活動を積極的に行っておられ、若い感性の息吹が吹き込まれた伝統的工芸品の魅力は無限に広がっています。
近畿経済産業局としても、高度な技術と豊かな感性から生まれる伝統的工芸品が次の世代にも受け継がれていくよう、伝統的工芸品産業の振興に全力で支援してまいります。貴校で確かな技術を受け継がれた卒業生が、各方面で活躍され、関係業界の発展に貢献されることを大いに期待しております。

京都府知事西脇 隆俊

京都の財産である伝統産業の次代を担う
若手職人を応援します。

京都伝統工芸大学校は、京都の伝統工芸業界を代表し、最高峰の技術を有する名工の皆様から直接技術指導を受けられる教育機関として、1995年の開校以来、数多くの優れた人材を輩出してこられました。また近年では、地域や企業とのコラボレーション企画を展開されるとともに、ヨーロッパの工芸団体との連携も深められ、日本の「ものづくり」振興のため、世界的規模での活動も進めておられます。今後とも、貴校で「匠の技」を受け継がれた卒業生が、次代の伝統工芸業界を担う若きリーダーとして活躍されることを期待するとともに、京都府としても、貴校とともに次代を担う若手職人への支援や伝統産業の新たな展開に資する取り組みを進めてまいります。

一般財団法人
伝統的工芸品産業振興協会 代表理事
佐賀県陶磁器工業協同組合 代表理事 原田 元

世界に誇る伝統的な工芸技術を後世に引き継ぐ、
大変意義ある学校です。

経済産業大臣の指定を受けた伝統的工芸品は現在236品目を数え、全国各地で高度な技術、技法により作られています。これらの工芸品は我が国のものづくり産業の中で、日本らしさを象徴する存在として若年層や海外からも評価され、伝統的工芸品を求め、産地に足を運ぶ観光客も増えています。しかしながら、暮らし方の変化による需要の減少、原材料や用具の入手難など課題は多く、中でも技術・技法を継承する後継者の確保難は深刻です。このような状況の中で、京都伝統工芸大学校の修了者は、全国各地の工芸品産地にて技術後継者として活躍されておりますことから、伝統的工芸品産業界から貴校への期待は大きく、引き続き、確かな技術力を備えた人材を輩出していただくことを切に願います。

京の伝統工芸業界がバックアップTraditional crafts

京仏壇
京仏具

田中 雅一 京都府仏具協同組合 理事長
(株)田中伊雅 代表取締役

竹工芸

西河 雄一 京都竹工芸品協同組合 理事長
西河(株) 代表取締役

京焼・
清水焼

山本 昌弘 京都陶磁器協同組合連合会
代理理事

京指物

井口 彰夫 京都木工芸協同組合 理事長
井口木工所代表

京漆器

兼松 俊明 京都漆器工芸協同組合 理事長

京石工芸

澤田 明広 京都府石材業協同組合 理事長
(株) 澤吉 代表取締役

金属工芸

合場 頼正 京都金属工芸協同組合 理事長
(有) 合場金属 代表

竹材・
竹工芸

御池 寅男 京都竹材商業協同組合 理事長
(株) 御池

黒谷和紙

林 伸次 黒谷和紙協同組合 理事長

京扇子・
京うちわ

南 忠政 京都扇子団扇商工協同組合
理事長
宮脇賣扇庵 代表取締役

京人形

田中 義高 京人形商工業協同組合 理事長
田中人形 (株) 代表取締役

京手描友禅

荒木 泰博 京手描友禅協同組合 理事長

※2021年3月時点

理事長メッセージmessage

(一財)京都伝統工芸産業
支援センター 理事長
学校法人 二本松学院 理事長 新谷 秀一

世界に誇れる匠の技。
その技を後世に伝えていきたい。

本校は、京都府、園部町(現南丹市)、京都の伝統工芸業界が一体となって設立された(一財)京都伝統工芸産業支援センターが連携支援する日本で唯一の教育機関であり、経済産業省より「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づく支援計画の認定を受けています。
これにより従来は徒弟制度の中で受け継がれてきた伝統工芸の技を、実習を中心とした体系的なカリキュラムのもとで学ぶことを全国で初めて可能にした学校となりました。開校当初は前例のない挑戦ということもあり、国や京都府からの幾度にもわたる懇願を受けて開校したものの、実際には厳しい反発にも遭いました。しかしながら今では、工芸界の協力による講師陣の豪華な顔ぶれをはじめ、キャンパスの規模、充実の専門設備、独自の教育システムなど、万全の教育環境から確かな技術力を備えた人材を輩出し、幅広い分野、業界から評価を受け、工芸士である親の勧めで入学する学生も増えています。
さらに、国外でも評価が高まり、フランス最高峰の「エコール・ブール国立工芸学校」との提携をはじめ、イタリアとの交流など海外と相互交流も活発に行われるようになりました。これからも私たちは「世界に誇れる日本の伝統技術、その匠の技と精神を後世につなげていくこと」を使命と考え、伝統工芸から新しいものづくりを生み出す人材育成に励み、邁進してまいります。