仏像彫刻専攻の1年生、2年生を対象に、京都美術工芸大学の小林先生による文化財修復の授業が行われました。
本日は座学。
さまざまな文化財の修復作業のスライドを見ながら、修復作業についての知識を深めます。
文化財の修復は、本物としての価値を損なわないために現状維持修理を原則とし、復元などが伴う場合には、その根拠を第三者に対して合理的に説明できること。
補修復元部分については明確に判別できること。
次回の修復時に支障のない修復材料や技術の選定(可逆性)を行うこと。
修復時には文化財が持っているさまざまな情報が失われる危険があるので、可能な限りそのような危険のない方法を選択し、危険がある場合は何らかの形で担保を取ること。
修復記録を作成すること。
昨年、清水寺よりお預かりした文化財、阿弥陀如来立像と光背1組、計3点は、表面の崩落が激しく、小林先生による表面処理の真っ最中です。
by M.W
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