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卒業生紹介 Graduate introduction

日本各地、世界各国で輝き、
受け継いだ技を未来へつなぐ卒業生たち。

伝統工芸の匠として、新しい工芸を創造する作家として、TASKの学びが一人ひとりの活躍の舞台を広げます。

陶芸作家 バローネ 齋藤 有希子さん2011年 陶芸専攻卒業(14期生)
専門学校桑沢デザイン研究所出身

陶芸作家

在学中、唐津焼の陶芸家・中里隆氏と出会い、通訳兼アシスタントとしてイタリアやアメリカへ同行し、蹴ろくろでの作陶を学ぶ。卒業後もそのまま師事しながら自宅にアトリエ「枝月窯」を開窯。東京や京都で個展を開くほか、自作の器を使ったイベント活動を行う。2014年にはイタリアへ移住。現在、東京、京都、アメリカ、イタリアにて陶芸作家として活動中。

私のターニングポイント

建築を学ぶためイタリアに留学中、ふらりと入ったギャラリーで陶芸の展示をやっていて興味を持ちました。その頃、日本人として海外に向けて何ができるだろうと迷っていたのです。陶芸は日本の伝統工芸であり食文化とも密接につながっているので、日本を表現するのに最適だと感じました。そしてTASKの存在を知り、帰国してすぐ入学しました。

陶芸作家

ゴブレットや煮物碗など、器が中心。釉薬も自分で調合して、オリジナルの色合いを出している。

中川木工芸
比良工房
鈴木 大樹さん2014年 木工芸専攻(16期生)
デザイン特修コース(現:工芸クリエイターコース)卒業
久米田高校(大阪府)出身

中川木工芸 比良工房

卒業後、伝統の技で桶を作る中川木工芸の三代目であり、さまざまな伝統工芸の後継者達と連携した「GO ON」の活動でイタリア・ミラノやフランス・パリの家具見本市に出品するなど、国内外で幅広く活躍する中川周士氏に師事。現在、桶職人として4年目を迎え、地道に技術を習得している。

私のターニングポイント

美術系大学への進学を考えていましたが、オープンキャンパスで木を組む指物の技術を知り一目惚れ(笑)。TASKでは木工芸だけではなくデザインの授業もあり、産官学連携、有名デザイナーの講演など、さまざまなことを学べました。TASKとの出会いが一番のターニングポイントだったと思います。

中川木工芸 比良工房

竹工芸作家 細川 秀章さん2007年 竹工芸専攻卒業(11期生)
都立工業高等専門学校出身

竹工芸作家

卒業後、地道に作家活動を続けながら2011年に「竹工房 喜節」を開設。展示会などにも積極的に参加し、バッグを中心に現代の生活になじむ竹工芸品を制作。2011年第51回京都竹工展で京都市長賞、同年竹工芸(編組)一級技能士取得。2013年「京もの認定工芸士(京銘竹)」認定。2014年竹工芸公募展in京都で京都市長賞を受賞。

私のターニングポイント

前職は印刷会社。このままでいいのかと将来に疑問を感じ始めた頃、自分の好きなものづくりの道へ進もうと決意。中でもシンプルで落ち着く「竹」という素材に興味を持つが、とっかかりがなくHPで知ったTASKへ。他の工芸が見られることにも魅力を感じました。

竹工芸作家

バッグの内装にポケットやファスナーを縫い付けるなどの作業は奥様が担当。

陶芸作家 河村ナタリー薫さん2012年 陶芸専攻卒業(15期生)
LYCEE JEAN DE LA FONTAINE(フランス)出身

陶芸作家

フランス・パリ出身。フランス人の父と日本人の母の間に生まれる。2009年TASK入学。卒業後、パソナグループが営む淡路島の「ここから村」プロジェクトに参加。その後も淡路島に残り、樂久登窯にて西村昌晃氏に師事。2016年春、フランスに戻り独立。現在はトゥールにアトリエを構え、作品制作に打ち込んでいます。

私のターニングポイント

小学校のとき初めて陶芸に触れ、ずっと心に残っていました。陶芸の本場である日本で学びたいということと、母の生まれ育った国を知りたいと思い、20歳で来日。本格的な日本での生活は初めてでしたがいい仲間に恵まれ、言葉も少しずつ理解できるようになり、陶芸するのが楽しくて仕方ない毎日でした。

陶芸作家

(左)器を中心に精力的に制作活動中。作品が日本から大量発注されることも。求められることが制作のモチベーションになります。
(右)蝶の形のお皿はオリジナル。愛らしい形はもちろん、釉薬にひと工夫して様々な色展開をしているのもパリで好評を得ています。

有限会社
匠工芸
𠮷田 聖也さん2015年 木工芸専攻卒業(19期生)
緑高校(愛知県)出身

有限会社匠工芸

在学中に福井県の船箪笥製作会社「(有)匠工芸」で修行したTASK講師・荘司晶氏と出会い、船箪笥の存在を知ったことから興味を抱き、夏休みに3日間匠工芸でのアルバイトを経験。卒業後はそのまま就職へと至る。現在3年目を迎える。まだまだ修行中だが、本体の仕上げや金具の取り付けなど重要な作業も任されている。

私のターニングポイント

ものづくりに興味があり、資料請求したTASKの卒業・修了作品集に感動してオープンキャンパスへ。使えるものを作りたいと思い木工芸専攻に入学しました。TASKで大きかったのは仲間との出会い。とてもレベルの高い家具作りをする同期がいて、大いに刺激を受けました。彼がいたからこそ、自分の職人としての道が定まったと思います。

有限会社匠工芸

株式会社
中嶋象嵌
喜多 由寛さん2005年 金属工芸専攻卒業(9期生)
関西学院大学出身

株式会社中嶋象嵌

卒業後、京都市右京区で京象嵌の制作・販売を行う「(株)中嶋象嵌」に入社。主に糸目象嵌の職人としてキャリアを積み重ねる。2010年「京もの認定工芸士(京象嵌)」認定。2015年には京都府主催の「京都オークション」にも出品。全国および海外のデパートで実演販売するなど、象嵌の技術や商品の普及に務めている。

私のターニングポイント

大学卒業後、流通業界で働いていましたが確固たるスキルがつかない気がして不安になり、手に職を持ちたいと思うように。どうせなら少し特殊な道へ進もうと、伝統工芸を学ぶことを決意しました。TASKでは金属以外の伝統工芸についても広く学ぶことができたし、朝から夜まで制作に没頭した日々は本当に楽しかったです。

株式会社中嶋象嵌