和紙工芸専攻
美しく強い和紙づくりの、すべてを本格的に学習。

温もりを感じる風合いの美しさとともに、千年を超える強さをも兼ね備える和紙。本校の和紙工芸専攻では、京都・黒谷和紙の技に習い、その原料づくりからスタート。楮という種類の木を育て、その木の皮を削り、煮て、繊維をたたきつぶして水に溶かす。これでようやく紙漉きの原料が完成。「漉き」にも多彩な技法があり、用途に合わせて使い分けられます。漉きの基礎技術を反復練習によって身につけるまでが1年次のテーマで、2年次以降は和紙を加工し、作品にする学習にも取り組みます。もみや染めといった技法を課題の中で学びながら、学生の感性とチャレンジ精神を尊重し、自由制作を中心に技と創造性を磨きます。
次世代の和紙工芸を拓く、若い感性が求められている。

他の工芸であれば素材をいかに加工するかが制作の中心ですが、「材料を知らなければ和紙を理解したことにはならない」と言われるように、和紙工芸ではその素材づくりも制作の大切な過程。逆に言えば、つくりたいものに合わせて、素材から自由につくることができるのです。強度や表現力の豊かさと合わせ、そんな和紙の特徴が意味するのは、様々なアイデアを受け入れる柔軟性。「学生の自由な発想が楽しみ」と語る講師自身が、新たな可能性を率先して追求しているように、和紙業界からも若い世代の新しい感性が求められています。あなたの手で、新しい歴史をつくり出すという意気込みで、和紙工芸に取り組んでみませんか。
和紙工芸専攻2年生 山本 翌可さん│工芸士3級 |札幌大谷大学短期大学部出身
素材そのものと向き合える和紙の奥深さに惹かれます。。
短大では基礎デザイン、染色、金属工芸、彫刻などを学びましたが、伝統工芸に興味がありTASKに入学。和紙は素材そのものと向き合い、深く勉強できると思って選択。学ぶうちに水とのふれあいや紙の質感がますます好きになりました。あらゆる世界で、素材としての和紙の可能性を広げていきたいですね。
講師|福田 清 先生
まだまだ広がる和紙の可能性。皆さんには、伝統の枠にとらわれることなく、現代に生きる和紙の魅力を、みずみずしい感性で自由に探って欲しいと思います。


