Ecole Camondo x TASK x KYOBI
交換留学成果発表


京都伝統工芸館にて開催中の
「フランス・エコールカモンド校×京都伝統工芸大学校×京都美術工芸大学の交換留学成果発表」の様子です。

交換留学では、3校の学生たちが4つのチームに分かれ、「インテリアとエクステリアの境界線」というテーマのもとでワークショップを行い、それぞれが学んできたことを活かし、互いの能力をぶつけ合いました。


会場の様子です。交換留学に行った学生が成果物の解説をさせていただいています。












今回発表された4つの成果物をご紹介します。

光のスクリーン

この作品のコンセプトは「光」です。
閉鎖的な空間が多いフランスではステンドグラス、昔ながらの日本では屏風や障子といった空間を遮るものが境界線としてよく見られます。このチームの学生は、それを組み合わせて新しい境界線を考えました。

デザインはサヴォア邸見学の帰り道で見つけた教会のステンドグラスからインスピレーションが得られています。制作には日本の伝統的なほぞ組みの技法が用いられており、接合部には蝶番が付けられているため、屏風のように曲げて立てることができます。

光のスクリーン

この作品のコンセプトは「光」です。
閉鎖的な空間が多いフランスではステンドグラス、昔ながらの日本では屏風や障子といった空間を遮るものが境界線としてよく見られます。このチームの学生は、それを組み合わせて新しい境界線を考えました。

デザインはサヴォア邸見学の帰り道で見つけた教会のステンドグラスからインスピレーションが得られています。制作には日本の伝統的なほぞ組みの技法が用いられており、接合部には蝶番が付けられているため、屏風のように曲げて立てることができます。




bambou cafe
竹珈琲

この作品は、フランスと日本の「中間領域」を組み合わせた新しい空間を考えるというテーマのもとに制作されたカフェのオーニングです。シンプルなデザインにすることで、あらゆる場所での活用を広め、万人に親しまれるような作品にすることが心がけられています。

屋根と支柱の接合部に日本建築の「仕口」という接合技法を用いたり、日本らしさを感じながらも西洋の曲線の美しさを損なわないデザインにしたりと様々な工夫が凝らされています。

bambou cafe
竹珈琲

この作品は、フランスと日本の「中間領域」を組み合わせた新しい空間を考えるというテーマのもとに制作されたカフェのオーニングです。シンプルなデザインにすることで、あらゆる場所での活用を広め、万人に親しまれるような作品にすることが心がけられています。

屋根と支柱の接合部に日本建築の「仕口」という接合技法を用いたり、日本らしさを感じながらも西洋の曲線の美しさを損なわないデザインにしたりと様々な工夫が凝らされています。




麻の葉

こちらはインテリア且つエクステリアな「窓」に焦点を当てて考案された作品。日本の障子とフランスのステンドグラスの「骨組み」となる特徴を融合させた窓です。

外枠は障子の特徴である四角形、中枠はステンドグラスの特徴である曲線が取り入れられており、制作には透かし彫りの技法が用いられています。

麻の葉

こちらはインテリア且つエクステリアな「窓」に焦点を当てて考案された作品。日本の障子とフランスのステンドグラスの「骨組み」となる特徴を融合させた窓です。

外枠は障子の特徴である四角形、中枠はステンドグラスの特徴である曲線が取り入れられており、制作には透かし彫りの技法が用いられています。




NOMADE 遊牧民

このチームの学生は、2つの体験から「親密性」という共通項を見出し、作品のコンセプトとしました。
フランスの学生が日本で体験した、狭い茶室の中でのお茶会。そして日本の学生が、フランスで目にした広い公園での昼食風景という2つの体験。
屋内と屋外という真逆の特徴を持ちながら、どちらも親密性を高める行為であることに違いはありません。この2つの方法をひとつの形にできないかという着想から、移動式茶室"A Tea Cremony Pavilion"が考案されました。

使用する素材や加工方法・設計など、細部までしっかりと考えられた作品となっています。

NOMADE 遊牧民

このチームの学生は、2つの体験から「親密性」という共通項を見出し、作品のコンセプトとしました。
フランスの学生が日本で体験した、狭い茶室の中でのお茶会。そして日本の学生が、フランスで目にした広い公園での昼食風景という2つの体験。
屋内と屋外という真逆の特徴を持ちながら、どちらも親密性を高める行為であることに違いはありません。この2つの方法をひとつの形にできないかという着想から、移動式茶室"A Tea Cremony Pavilion"が考案されました。

使用する素材や加工方法・設計など、細部までしっかりと考えられた作品となっています。



交換留学成果発表は、以下の日程で開催中です。
皆さまお誘いあわせの上お越しください。

会  期:2019年10月5日(土)~10月21日(月)
時  間:5日のみ 10:00 – 22:00(最終入場21:00)
     6日以降 10:00 – 17:30(最終入場17:00)
     最終日  10:00 – 17:00(最終入場16:30)

休館日 :火曜・水曜(会期内、祝日は開館)
会  場;京都伝統工芸館1F
     (京都市中京区烏丸三条上ル)

入場は無料です。