ヴィラ九条山レジデントの皆さんがTASKを見学に来られました
Bienvenue au TASK !



ヴィラ九条山は、フランスがアジアで保有する唯一のアーティスト・イン・レジデンスです。
1992年の創設以来、数多くのクリエイターや研究者を受け入れてきました。
今回、日本の伝統工芸、伝統文化に関心をお持ちの3名のアーティストが、TASK見学のため来校されました。


ダニエル・ペシオさん(調香師)
お香(香道)にも興味をお持ちで、TASK見学中にも色々な素材の匂いを嗅いでおられました

ユーゴ・カプロンさん(造形作家)
書道を研究。ただし字を書くのでは無く、書家の道具や振る舞いの方に興味深々

アナイス・シルヴェストロさん(料理デザイナー)
地中海出身でオリーブ大好き。オリーブを料理以外、例えば陶芸の釉薬に使えないかなど研究

モニカ・レブラオさん
9月にアンスティチュ・フランセ関西の文化部長に着任されたばかりで張り切っておられます

通訳頂くのはTASKではもうお馴染み、
ヴィラ九条山の小寺さんです。



アーティストの皆さんは、9月に日本へ来られたばかり、しかも滞在期間は今年の末まで。
限られた時間の中で出来るだけ多くの工芸技術に触れて自身の作品に活かして行こうと、とても精力的に活動されておられます。
本日は陶芸専攻と和紙工芸専攻をご見学頂きました。


陶芸実習室では1年生達がろくろを回しています。
器を作っていく工程をひと通りご説明。
使用している土の産地や釉薬の種類による発色の違いなど、多くの質問が飛び交いました。


和紙実習室では、紙漉きの様子を見学。
和紙は軽く薄く丈夫なので、たとえば紙縒りにして様々な造形物にしたり、旅館の壁紙や床材などにも使用されている例を、学生たちのワークショップをもとに説明しました。



日本での滞在期間はあと2か月ほどとの事なので、大変お忙しい日々が続くかと思いますが、その経験は今後の作品作りに、必ずや素晴らしい影響を与えていく事でしょう。
またいつか、皆さんの作品をこのページでご紹介出来ればと思います。
本日はお疲れ様でした。