陶芸専攻 穴窯実習(穴釜焼成)

今年で3回目となった陶芸専攻の穴窯実習(穴釜焼成)が、府民の森(南丹市日吉町)に設置された穴釜にて行われました。

穴窯とは、山の斜面を利用して作った窯で、電気やガスなどを使わずに、薪を燃やして作品を焼きます。
今から1300年以上前、奈良時代や平安時代に行われていた方法と、ほぼ同じです。

陶芸専攻1年~4年までの多くの学生が参加し、20日に窯詰め、21日に火入れを行い、24時間、交代制での作業が続きます。
去年、一昨年と参加した卒業生も手伝いに来てくれました。
朝夕の寒暖差がはげしい時期ですので、窯の付近は、夜から明け方まで氷点下になります。
今年はテントを張って防寒にも工夫をこらしました。


火入れ開始です


大量の薪を使用します








今夜はカレーをつくりました


夜を徹して焼き上げます


3月20日の窯詰めから焼成を経て、3月29日に窯出しとなりました。
窯詰め日の、真冬並みの寒さとはうってかわって、春めいた青空の下、汗をかきながらの窯出し作業です。
どんな陶器が生まれてくるか、期待と不安が入り混じる瞬間です。


小さいものまで含めると1000点に迫る数を一度に焼きます


ゆっくりと煉瓦を取り除き、窯の中の様子を伺います


バケツリレーの窯出し作業


落とさないように慎重に


検品作業を続けます


焼き具合はどうでしょうか


作品は各自が持ち帰ります


普段使いにしたり、プレゼントにしたり


工藤教授曰く「去年よりもさらに良い!」とのこと。
様々なノウハウが学生達の間に蓄積されてきた結果です。
窯の補修をしたり、炊き方のノウハウが蓄積されてきたことから、使用する薪の使用量も削減できました。
ただ中央部分の火のとおり等、まだまだ改善の余地はあります。
今回の炊き時間は70時間超でしたが、次回は100時間炊こうと工藤先生は仰っています。
学生のみんなのさらなる努力と工夫を期待したいですね。
工藤教授曰く「去年よりもさらに良い!」とのこと。
様々なノウハウが学生達の間に蓄積されてきた結果です。
窯の補修をしたり、炊き方のノウハウが蓄積されてきたことから、使用する薪の使用量も削減できました。
ただ中央部分の火のとおり等、まだまだ改善の余地はあります。
今回の炊き時間は70時間超でしたが、次回は100時間炊こうと工藤先生は仰っています。
学生のみんなのさらなる努力と工夫を期待したいですね。

ちなみにこちらは、去年の風景です