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お茶の京都博 一坪茶室プロジェクト 最終報告

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今年度、京都伝統工芸大学校(TASK)工芸クリエイターコース生は、姉妹校の京都美術工芸大学(KYOBI)と共に、「お茶の京都博」に参加しました。

京都府は一昨年から「もうひとつの京都」を掲げて府内全域の地域振興を図るプロジェクトを実施しています。「海の京都」「森の京都」と続いて、今年度は「お茶の京都博」と題し、お茶の産地である京都南部地域にスポットを当てた”お茶のスペシャル・イヤー”として、お茶にまつわるさまざまなイベントを展開しています。

その一環で各市町村の特色を現した一坪サイズの茶室を、宇治茶のふるさと12市町村と京都府下の芸術系大学・専門学校が協同して制作する事業が決まりました。私達TASKの連携相手は京都府綴喜郡井手町。綺麗な水と豊かな自然に恵まれた山城地域ののどかな町です。

私達は今回の事業を「一坪茶室プロジェクト」と名づけ、工芸クリエイターコースの2,3年生の14名が10月21,22日に宇治市で開催されるメインイベントにむけて、茶室の企画・制作・運営に取り組みました。

工芸ゼミナール指導担当の津村健一先生(京都美術工芸大学准教授)の指導の元、年度初めから取り組みをはじめました。座ってもたれかかれる布張りの内装、かすかに聞こえるカジカガエルの鳴き声、そして壁面に映し出される井手の水辺のきらめき。井手町を「体験」できる一坪の空間づくりは、いくつもの困難を乗り越え、茶室「水郷 – SUIKYOU -」の完成をもって終了しました。

 

当報告書は、プロジェクトの経過に沿いつつ、折々の取組み・活動内容について記録するものです。

171201_一坪茶室報告書(fix)