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龍顔寺・薬師如来プロジェクト
長野県上田市「龍顔寺」寺内にある『不動の池』から引き揚げられた樹齢300年の御神木から、京都伝統工芸大学校の学生たちが仏像を彫り出して、元の寺に祀るというプロジェクトが、いよいよ佳境に入って参りました。
※ 詳しい経緯は、「池の水ぜんぶ抜く」プロジェクトにてご覧頂けます。


平成30年2月 プロジェクト開始
「池の水ぜんぶ抜く」取材対応
平成30年4月 京都伝統工芸大学校へ木材到着
木取り・乾燥など準備作業開始
平成30年6月 仏像付属品の彫刻開始

平成30年9月 秋季授業開始
仏像本体の彫刻開始
平成30年11月 龍顔寺一行 キャンパス訪問・見学

平成30年12月 漆塗布

平成31年2月 古色仕上げ加工

平成31年3月 本体完成
梱包等移送準備開始
平成31年4月 奉納式

事業名 : 龍願寺・薬師如来プロジェクト
制作物 : 薬師如来坐像、日光菩薩、月光菩薩

龍顔寺の古木(ケヤキ)と、二本松学院所蔵の東北流出松を寄せ木し、鎮魂の願いをこめた薬師如来坐像3体を、教員・学生が共同で制作する

統 括 : 須藤健氏(須藤工房)
事 務 : 工藤教務部長、近藤事務部長、北村職員
参加学生: 仏像彫刻専攻 23名

先生の描かれた完成図。いわばこれが設計図にあたります。
これを念頭に入れて、木を切ったり削ったりしていくわけです。もちろんやり直しはききません。
何といいますか・・・、まさに職人芸です。

だいたいにカットした木片に、
鉛筆で、これまた、だいたいの下絵を描いていきます。
工房には、今どきのCADソフトや3Dプリンタなど、影も形もありません。


台座や附属品などは、松の木で作られます。
この木は、東日本大震災の被災地 岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松の木です。


東日本大震災の津波によって 1本を残してすべて流された、岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の流木から、同じく京都伝統工芸大学校の学生たちが作成し、京都清水寺に奉納された大日如来像の残りの部分です。


かなり大きな制作物にも関わらず、繊細な作業が続きます。
大雑把に見えて非常にデリケートな仕事であることがよく分かります。


彫刻刀やノミなど、使っている道具は学生たち所有のもので、砥ぎや手入れもすべて自分のものは自分で行います。
特に、ケヤキのような堅い木は、きっちりと砥いでいなければ刃がたちません。


作業は、分業で行われます。
学生たち各々の技量に応じて、振り分けられます。
たとえば経験の浅い学生は、台座の飾り担当等々。

台座の花びらを一心に彫っておられます。
こうした経験が、一人前の仏師になるための、ひと足ずつなのですね。


それにしても、皆さん本当に集中して作業しておられます。
工房内にノミの音だけがカンカンと響きまして、とても厳かな雰囲気に包まれておりました。

この制作の様子は、随時、
TASKのページでご報告させて頂きます。


(2018年8月29日)
学校法人 二本松学院 京都建築大学校 京都美術工芸大学 京都伝統工芸館 大阪都島工芸美術館
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