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石彫刻専攻 STONE CARVING

石にやさしさを吹き込む、
手作りの技を学び、後世に受け継ぐ。

全国でも希少な京石工芸の技。全国でも、京都にしか残されていない手技のみの石工芸を、最高の匠のもとで学びます。1年次には、表面を平らにする技術、仕上がりを決めるノミ跡の美しさなど、それぞれのテーマをクリアしながら技術を習得。3年次以降は自由制作に取り組み、新しい作品にチャレンジすることで、つねに可能性を追求していきます。

石彫刻専攻

最高峰の技術が身につく3つのPOINT

1 基本中の基本である石を削る技術を習得。しっかりと体に覚え込ませていく。

2 全国でも京都にしか伝承されていない手技のみの石工芸が学べる。

3 講師は日本を代表する匠たち。一流の技を間近で見ながら指導が受けられる。

目指せる主な職種

石彫刻家 / 石工芸職人 / 造園関係 など

課題にチャレンジ!

こうして基礎技術が身につきました。

  • 課題1
    漬物石

    重い石頭とノミをうまく当て、削るという作業を学びます。慣れてくるとうまく反動を利用できるので、楽になるんです。

    表面を真っ平らにする作業は、基本中の基本。上に置くものが安定しませんからね。

    漬物石
  • 漬物石
  • 課題2
    銭鉢

    四角い石を丸く削るのは、大胆さと繊細さが必要です。工芸品として見る人の視線も意識します。

    手水鉢の裏面を平らにする技術や仕上がりを決めるノミ跡の美しさなど、それぞれの課題もクリアしていきます。

    銭鉢
  • 銭鉢
  • 課題3
    灯籠

    最終課題の灯籠は2~3人で共同制作。私は火を入れる火袋と中台を担当しました。

    火袋は中が貫通しているので、石が割れないように神経を使いました。技術の集大成という感じです。

    灯籠
  • 灯籠

卒業・修了制作
一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会賞 京都府石材業協同組合賞「水灯篭」

「水灯篭」
  • 徳千代 冬輝
    石彫刻専攻(工芸士3級)
    関西大学出身


    一度手を加えると二度と元には戻らない石は、細かく仕上げることよりも荒く形作る方が難しかったりします。

    この作品は、石本来の荒々しさを活かし、より自然な風合いを出すことができるノミ切り仕上げ(ノミと金槌だけ)で制作しました。他の専攻にないダイナミックさ、自然との調和を感じ取って頂ければ幸いです。

「水灯篭」
  • 徳千代 冬輝
    石彫刻専攻(工芸士3級)
    関西大学出身


    一度手を加えると二度と元には戻らない石は、細かく仕上げることよりも荒く形作る方が難しかったりします。

    この作品は、石本来の荒々しさを活かし、より自然な風合いを出すことができるノミ切り仕上げ(ノミと金槌だけ)で制作しました。他の専攻にないダイナミックさ、自然との調和を感じ取って頂ければ幸いです。

在校生VOICE


自分の気持ちがすべて表れるほど、石は正直。
だから一発ずつ集中して、魂を込めます。

在校生VOICE

基本がすべて、それにつきます。ただ、ひたすら石頭をノミに打ち付けていく。すると石の削れ具合で、上達していくのがわかってきます。同じようなことをやっている分だけ、成長が実感できるのです。うまく削れるようになってくると今度は石をじっくりと見られるようになってきます。叩く場所、角度、そして強さや状況を判断しながら、うまく作業を進められるようになってくるのです。同じ動きなので、集中が途切れることもありますが、その時はまったく削れていなかったり、変に細かくノミ跡が付いたり、石の上に正直に出てきます。一発一発に集中して、魂を込めて打つとその方が断然仕上がりも良くなります。素材や道具などとの相性もありますので、ぜひ一度叩いてみることをおすすめします。

徳千代 冬輝工芸コース2年生(工芸士3級)/ 金光八尾高校(大阪府)→関西大学出身

教授・講師からのメッセージ

  • すばらしい作品は百年、千年と存在する。石工芸の世界は地味ですが、作り手ならではの幸福感があります。

    石工芸は作ったものが何百年、何千年とその姿、形を変えることなく残ります。石頭と呼ばれる道具を振り続ける毎日ですが、握り方、当て方でずいぶんと削れ方も違います。まずはそのコツをつかんでください。石を彫るとなると体力やチカラがいると思う方もいらっしゃいますが、決してそうではなくコツさえつかめば女性でもできます。京都の石工芸も機械化が進んでいますが、ぜひ手技を覚えて継承してほしいと思います。この4年の間で一生残る作品を作りましょう。

  • 西田 太平次 特任教授(伝統工芸士・京の名工) 西田 太平次 特任教授
    (伝統工芸士・京の名工)

学生作品 「柚木型灯籠」H1800×W660×D660(mm)横澤 良介(工芸士3級)/ 多度津高校(香川県)出身

学生作品